温泉行こうぜ!〜おプロの風呂レポ〜

年間約40湯を目標に、温泉へ行き、温泉に入り、温泉を綴っていこうと思います。

富山県黒部市「黒薙温泉 黒薙温泉旅館」

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宇奈月温泉の源泉は「黒薙温泉」です。黒薙温泉無しには宇奈月温泉事件も語れず!(んなこたない。)…そして私はいろいろと調べていくうちに疑問が出てきました。

「…開発会社が宇奈月を観光地にして、引湯までして欲しかった温泉が、黒薙温泉の源泉。今もなお、宇奈月温泉は黒薙温泉から引湯で成り立っている。どうして黒薙を観光地開発しなかったんだろう。」

だから、行ってみることにしました。#ここからは写真が多めです

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 トロッロ列車で約20分。極寒で窓がない。れっつごー

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 宇奈月ダムの放水!

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その先に、宇奈月湖!水が綺麗!

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 その先に、柳橋駅!古城のような関電の発電所!無駄にドイツっぽ!

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その先に、宇奈月温泉共同温泉「とちの湯」!車で入れる黒部峡谷の先端!この先を行きますよー

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 その先に、真ん中に白っぽい線みたいなのが、宇奈月温泉への引湯管!その手前にあるのがお猿さん用の吊橋!

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黒薙駅到着!降りたのは私1人だけでした!

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線路を渡って、この階段を登っていきます。ここから約20分ぐらい歩きます。

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階段を登り切ったところで下を見たら、トロッコ列車がトンネルから出てきました。

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このような崖っぷちをひたすら進みます。すれ違う人もおらず、ただひとり、ひたすら…、というところでスマホの電源が落ちる…怖み!泣

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充電器でスマホ復活。これは引湯管ではなく発電用の菅で水が流れてるんだそう。

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 ヒィ!あと少し。頑張ろう。

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到着!この先に混浴の大露天風呂があります。男性はこの露天風呂と内湯、女性は別に女湯の露天風呂があります。私は確か女性だったので、もうひとつの女湯の露天風呂へ…

f:id:miraisaaan:20171220224922j:image こちらが「黒薙温泉旅館」さんです。もちろん宿泊可能で立派な旅館です。12月から冬季休業の期間限定宿。窓の開いてるところからお声かけて料金を払います。大人650円。

f:id:miraisaaan:20171221142822j:image 館内を入って行きます。ダンジョンのよう。

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館内を抜けサンダルを履いて歩いてくるとすぐに露天風呂「天女の湯」がありました。下は河原で崖っぷちある風呂といった感じ。黒薙はこの旅館以外のものは何もないので開放感に溢れていました。お湯は熱めですが、源泉近くなので成分が濃そうな感じで硫黄のような温泉臭が強かったです。でもアルカリ性なのでお肌はツルツルとしました。

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ちなみに天女の湯の前に小さな小屋があり、ここで脱衣します。中は比較的綺麗でしたよ。

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風呂上がり休憩所があったので、休憩。

飲料水の用意(ジャグ)もありました。フィール宇奈月でもそうだったのですが、このあたりでいただくお水がとても柔らかくて美味しい。どこで飲んでも美味しい。お水最高。お水万歳。

そして雨で濡れた服を乾かしながら、温泉雑誌を読み漁って情報収集。

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次は内湯に入ります。

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内湯は温泉の臭いがこもります。宇奈月温泉の源泉なのに、源泉の近くではこんなにもお湯の質が変わるんだと実感しました。私は少し硫黄のにおいがする方が温泉を感じられて好きです。黒薙温泉は、私好みのにおい、私好みの良いお湯でした。

内湯にはシャンプー類あり。ドライヤーもあり。鍵付ロッカーはなし。

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こちらのお宿ではお食事処もあり、軽食やランチをいただけるようでした。私は電車までの待ち時間もあったので「温泉コーヒー」をオーダー。やっぱりここのお水が美味しいからか、温泉の効果なのか、とても美味しかったんですよ。温泉もコーヒーもお水も、深く記憶に刻まれたので、今度はゆっくりと宿泊で来たいと思いました。

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 帰りもまた同じ道を通って帰ります。行きは初めての体験にハラハラしていたのであまり余裕がありませんでしたが、帰路は、雨で滝になっているところも、崖っぷちの細道も「黒部峡谷アトラクションだ!」と思ったら楽しくてたまらなくなってきました!わーいわーいあははははー

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そうこうしてたらあっという間に黒薙駅着。

ロッコでここまで来て、さらには崖っぷちの山道を歩いてみて思ったのは、やっぱりこのあたりは峡谷で足場も便も悪いし、黒薙を観光地化することは難しかった(今も難しいとされる)のかなと、感じました。源泉がとても良いので残念だけど。

今回は土砂降り雨の中で軽い山登りハイキングになりましたが誰でも行けるぐらいの距離です。車では行けない!という秘湯感もまたイイ。宇奈月に来るなら黒薙まで温泉に入りに来てね!

今度は泊まりで来たいし、黒薙の先にある温泉も行ってみたい…

 

■黒薙温泉旅館

富山県黒部市宇奈月町黒薙