温泉行こうぜ!〜おプロの風呂レポ〜

年間約40湯を目標に、温泉へ行き、温泉に入り、温泉を綴っていこうと思います。

子どもの成長と共に法務へジョブチェンジした話

この記事は法務系Advent Calendar2016のエントリーです。

kanegoontaさんの鼻血を拭いて、、、はい、バトンを受け取りました。

はじめまして。いつもは温泉記事を書いておりますmiraisaaan です。「法務に効く温泉3選!」とかできたら良かったのですが、それはまた追々(あるんかいっ)…今回温泉テーマではありませんが、この場に書かせていただきます。

さて、法務系Advent Calenderは毎年楽しみに拝見していました。今年は転職もあり、法務系LTを初生拝聴できたり、法務のお話をする場で登壇できたりしたので、年の締めくくりにこれにチャレンジしてみようと思いました。みなさまのように専門的なお話はできないのですが、以前より「法務職と育児」についてご興味を持たれる方が多くいらしたので、私の体験記を綴ろうと思います。

法務へのきっかけ

仕事について。法務になる前、私の職業はWEBディレクターでした。Webの会社で企画提案や制作進行管理をやっていましたがデザインやプログラミング、はたまたカメラマンやライターをしていたときもありました。

育児について。私には子どもがひとりおります。2歳から保育園へ預けて働きました。

きっかけとなったのは、保育園のいわゆる「守られている時代」からちょうど小学校へ上がり「小1の壁」の洗礼を受けた頃です。学童にも入りました。が、まだ慣れない環境で、お友達と上手くいかなかったり(上手くいかなくても保育園のようには先生も動いてくれない)、下校から帰宅後からひとりで家で過ごす時間の多さもあり(時には21時まで夕飯食べずに待っているときもあり)、帰宅して電話越しで毎日のように泣かれていました。また火の元や防犯面でも心配は多くありました。

一方、私の仕事は受注仕事でお客様とのやりとりが主、制作長期化したり、短納期だったり、トラブルで炎上祭!ともなれば連日徹夜、2徹、3徹…のような世界でした。実際に2徹(2日間寝られない)したときに「子どもを育てながらこの仕事はちょっと厳しいな」と考えるようになりました。

そこで、お客さんの都合で振り回されない(振り回されにくい?)影響が少ない(と想像した)「管理部門」への道を考えます。が!経験はないし、道もポジションもないし、そもそも稼ぎたいのが最優先なので事務は選択肢にありませんでした。なので、さてどうしましょう。

そうこうしていると、アプリを自社からリリースして自社事業とする動きが出てきました。以前テレビ局のコンテンツビジネスをしていたこともあり、自社ビジネスの知財や法務周りには興味を持っていたので、管理部門のひとつに「法務部」を作ってしまいました。(もちろんここまでにたどり着くまで大変でしたし、いろいろとネゴネゴしましたけども。)

理想と現実

というわけで、子どもが小学2年生に上がる前あたりから、法務部に異動(最初は兼務って感じでしたけど)し、晴れて管理部門へ。。。とはいえ、早々に気づいていると思いますが(笑)、みなさまご想像の通り「なんの基盤ももないひとり法務が激務にならないはずがないね」でございます。

仕事における理想はイメージ通りとはいかなかったものの、イメージ通りと思ったのは「専門職」なんだな、ということ。片手間では務まらないなと思い、個人的な勉強もしましたが、私の中でとても大きな実りになったのは、顧問弁護士の先生と密に業務を支援していただき多くを色濃く学ぶことができたことです。あとでこのときをタイムチャージ換算したら、それは恐ろしい額になりそうなぐらいだったので、ああ私はラッキーだったな〜と思いました。

育児における理想は「管理部門は主体的にルールを組めるから、今までのようにお客さんから振り回されることなく、早く帰って子どもや家事への時間が取れる」…というイメージでしたが、現実は「法務は社内に振り回される」んだな、が実感でした。ただ、まあ、以前の徹夜からは解放されたと思います。法務を1からやったので、社内ルールも主体的に決められましたし、比較的自分でタスク出ししたスケジュールの通りには回りました。小学生低学年は、毎日算数プリントと国語の教科書を音読する宿題があり、親は必然と勉強のお手伝いをすることが多いので、帰ってからの時間が持てるのは良かったです。

ただし、法務なので「金払わねーぞ」的なトラブルに巻き込まれたことが多々あり、そうなると自宅でも対応せざるを得ないときもありました。チャットワークは便利でしたね。

課題

最終的に子どもが小学校4年を最後にいったん退職をしました。法務在籍3年、その間子どもは小学2年生、3年生、4年生、です。(当時の)東京都の小学校は学童が3年生までしか入れませんでした。小学4年生になり夏休みの1か月をひとりでどうすごさせるか、俗にいう「小4の壁」です、これがネックになり(体調不良や社内体制の問題もあり、いろいろなことが重なって、ですが)退職の方向を考えたのでした。

目指していたのは「在宅でもできる法務」。会社の体制にもよりますし全然OKなところもあるとは思いますが、管理部門が在宅をするハードルは大きいとは思います。もし在宅で法務業務を公式に認めてもらえたら(できるように活動してたんすけどね)小学生の2つの壁ももう少し心穏やかに乗り越えられたり、退職しなくても続けられていたのかな…と今でも思います。

で、今は?

といいますと、子どもは来年中学生になり、だいぶ手が離れ目がかかるようになりました。反抗期もごっついのが来ております。

法務をやっていたからこそ今の仕事にたどり着いたのですが、現在は法情報を扱う外資系の営業をしています。法務の時と違い、比較的いつでもどこでも仕事ができるのは子どもの世話をする親としてはとても助かっています。大好きな法務の業務にも携わることができて、子どもが大きくなって子どもと著作権や商標権の話や、生活に関わるリスク管理の話とか、ができるようになったりして。3年間でしたが法務をやってこれて良かったなと思いました。

なんだかんだで契約や社内法務の仕事は関わりそうなので、これからも日々努力を惜しまずコツコツ勉強していこうと思います。あ、温泉も入っていこうと思います(笑)

 

次は!なんと!アウトドア仲間のMr.ストイックCeongSuさんです!٩( 'ω' )و